> 流動食と強制給餌
飼い主がハムスターにしてあげられることってどれくらいあるのでしょう。
ハムスターが苦しんでるとき、私達にできることは何なのでしょうか。
もちろんこれはハムスターに限らずですが、 病気や老化で衰弱がすすんでるとき
どうするべきか、どうしてあげたいのかを考え、選択しなければなりません。
どんなに辛くても、その事実から目をそらしてはいけないのです。
- 回復困難と診断されても諦めず回復を目指す
- QOLの向上を目指す
- ぎりぎりまで延命を続ける
- 自然の流れに従う
きっとどの方法を選択しても葛藤に苛まされるでしょう。
結局は見守るしかできない自分を情けなく思ったりもします。
ですがそんな自分に負けたくありません。
今日まで自分を支え、癒してくれた愛ハムのため、自分自身が後悔で苦しまないようにするためにも 『愛ハムが望んでいることは何か』
『自分にできることは何か』
を考え、精一杯のことをやって行きたいですね。
まず・・
闘病や老化により、思うように身体が動かせなくなったハムスターにはバリアフリーを
高齢ハムちゃんのお世話
●※弱ってても食べたい気力が見られる場合の流動食
- 消化の良いものを優先し、液状にして与えます
- @だと受け付けないようなら、口あたりの良いものや愛ハムが好むものを取り入れ
液状にして与えます
他にも参考療法食をご覧ください。
スプーンなどで口元に運んでも口にしてくれない時はシリンジや薬の空き容器を使って
強制給餌を行います。
●重度の衰弱や拒食状態で、併発疾患を防ぐための流動食
とにかく少しでも何か口にしてもらうことを優先します。胃腸がしっかり働いてないとお腹にガスが溜まったり、低血糖に陥ったりします。
ガスが溜まるとさらに食欲が低下し、呼吸困難を引き起こすこともあるので
それを防ぐためにも有効です。
※ 流動食なら飲み込んでくれる場合
- 粒やザラつきの残らない食品を選びよく練る
- 少量のブドウ糖やハチミツを溶かしたぬるま湯でさらに伸ばし液状にする
- シリンジや空いた薬の容器で吸い上げ、ハムスターを保定して少しずつ口に落とす
- ぬるま湯で溶いたミルク、または薄めた果汁やポカリスエットを与える
1滴量を多くすると喉に詰まらせてしまうので、必ず少量ずつ、飲み込んだのを確認してから
次の1滴を与えるようにします。
保定のしかた
- 食べたい気力が見られる場合
薬の飲ませ方 保定 - 食べる気力や飲み込む力がない場合
手の平に仰向けで乗せてそっとくるみ、指で頭を軽く支えます
人為的な苦痛を取り除く
回復が見込めない末期状態のとき、投薬も給餌も行わず見届けるということです。愛ハムが苦しんでるのを見るのが辛いから、保定が怖いから、先生がそう言ったから(あくまで逃げの気持ちがある場合)などという理由で選択を誤らないでください。
道に迷ったときはもう一度
『愛ハムが望んでいることは何か』
『自分にできることは何か』
考えてみてください。
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