> 自然療法


病気かなと思って病院に連れて行ったけど、原因が見つからず症状もなかったから診察だけで終わった。私が見る限りでは様子がおかしいのにな・・
それからの日々は、発病するのかしないのかわからない不安定な心理状態で過ごした。
ゆっくりだけど、愛ハムの様子は悪化を辿っている。やっぱりおかしいよ。
ここでやっと病名がついた。でももう効果的な治療法はないと言われた。
なんともいえない、悔しくて悲しい経験だった。

似たような経験、私にもあります。
こういった場合だけでなく、末期の苦痛を少しでも穏やかにするためやQOLの向上に良いといわれている自然療法。自然療法に力を入れている病院も増えてきています。
ただ、明らかに効果が見られたとの報告は、小動物でもうさぎやフェレットまでで、ハムスターの例はまだ少ないようです。
でも副作用がないのなら使用上のリスクはありませんし、比較的短い期間で効果の期待できるものもあるようなので、試してみる価値はありそうです。
とはいっても『万が一』が起きないようにするためには獣医師と相談してからの方が確実です。

自然療法は心療的な部分も大きいので、人によって捉え方も様々です。
香りを利用した自然療法に対しては、『ハムスターには感情が無い。自分以外の臭いも好まないから逆効果。』という意見もあります。
一理ある意見だと思いますが、私個人としては『ハムスターにも感情はある』と思っているので
心療的な部分を頼りに取り入れてみるのもありではないかと考えています。

副作用によって悪化するかもしれない一か八かの『病気に対して』の治療と、副作用がなくハムスターのもつ力の『根本的な部分に働きかける』治療。
極端な選択肢例ではありますが、場合によっては後者を選ぶこともあるだろうなと思っています。

自然療法とは何なのか。知ってて損は無いと思うので、ここに少しだけ掲載してみます。

ナチュラルアニマルケアー

ナチュラルアニマルケアーとは、西洋医学(従来の医学)以外の各種自然療法のことです。
自然療法=東洋医学という説と、漢方や針灸治療のことを東洋医学と指してある説があるので、どこが区切りなのかは今のところよくわかりません。

ナチュラルケアーは、病気そのものに直接働きかけて治療をするものではないため、西洋医学でも
安全かつ比較的苦痛もなく回復が見込める場合であれば、西洋医学を優先してよいと思います。

ナチュラルケアーのいいところは、副作用がなく、さじを投げられた病気や病状にも活用できるといったところでしょう。
すべての治療が無効となったとき、精神的なケアや安息のために良い効果をもたらしてくれるものもあるようです。
元気なうちから健康を維持するために活用することもできますが、私個人としては、多用は逆効果と思っているので、健康なうちはできるだけ自然のままの形で維持するのが望ましいと考えています。

ホメオパシー

ホメオパシーを簡単にいえば『毒をもって毒を制す』という感じでしょうか。
熱があるときに体を温めて熱を発散させるようなものといえばわかりやすいかもしれませんね。
同種のものを利用することによって動物が持つ自然治癒力に働きかけ、病気の原因を自力で押し出し、体の芯から健康を取り戻すことを目的とされています。
ホメオパシーは、西洋医学で治療が困難とされる難治性の疾患などに効果を発揮しているそうです。
ただし自然療法を取り入れるにあたっては、飼い主の観察力が必要です。

自然界にある物を利用して自然治癒力を高めるホメオパシーは、欧州では保険診療も認められているそうです。
薬剤(レメディ)選択にはある程度の知識が必要ですが、症状に合った選択が出来ればさらに素晴らしい効能が期待できるようです。

バッチフラワーレメディ

バッチフラワーレメディは花のエネルギーを利用した治療薬です。
人間と同じで、動物たちにもさまざまな精神的問題が起きています。
人間のもつマイナスの感情から悪影響を受けている場合もあり、そこから病気につながってることもあるようです。
そのような問題や、持っている感情の歪みから発生する病気を改善してくれるのがバッチフラワーレメディです。
さまざまなマイナス感情に対するレメディが用意してあり、動物の持っているマイナス感情にあったレメディを選択して飲ませていくもので、他の治療法や薬と併用しても大丈夫です。


他にも
組織細胞製剤、デトックス(排毒)療法、『手当て』療法、アロマテラピー、などなど、色んな種類の自然療法がありますので、よろしければ一度調べてみてくださいね。

このページを作成してる最中、もうひとつ気になる情報を発見しました。
すいか糖です。
ふむ。さっそく追求してみることにします。

最後に

どのサイト様で読んだのか忘れてしまいましたが
『自然療法を求めている患者側は、食べ物の善悪論は扱うのに、医者が出す薬やモノには無頓着』
というような内容がありました。
その記事内容は『医師の出す薬だからといって必ずしも安全ではない、なぜ鵜呑みに信じるのか。
相手が医師だからという理由でそのような現象が起きているのならばとても危険だ』というようなものだったと思います。
これを書いた方は人間の医学について書かれていましたが、獣医学にも当てはまることですよね。
事実、ハムスターにとって危険な薬(特に抗生剤)を把握していない獣医師が存在するようです。
先日私もそのことを知り、事実を目の当たりにした時はショックを受けました。
ハム飼いの間では情報源としてそこそこ有名で、ハムスターサイトでも紹介されているのをよく見かける動物病院だったのでなおさらでした。
獣医師に正確な知識を学んでいただくことを願うとともに、自分で確認することの大切さを強く再認識した記事でした。




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