ほんのり甘い味の薬なら嫌がらずにおやつ感覚で飲んでくれることが多いのですが
苦い薬の場合ほとんどのハムスターはイヤイヤと抵抗します。
投薬量はきちんと守らなければならないし、投薬が強いストレスになってもいけないので
飼い主はどうにかして飲ませようと考えます。
投薬方法にはいくつかありますが、それぞれに一長一短があります。
その一長一短を把握したうえで、愛ハムちゃんと飼い主さんに合った方法を選んでくださればと思います。
(少しですが、目薬の点眼方法も掲載しています)
そのまま与える(ハムスターがフリーな状態)
良い点・・・@保定する必要がないのでストレスを与えなくてすむ(特に高齢や弱っているハムスターに良い)
A薬のみの摂取ですむ
欠点・・・・・@投薬中ハムスターが動いてしまった場合にこぼれたり、ハムスターが口から垂らしてしまい
必要量の投薬できなくなることがある(投薬できた量がわからなくなる)
A好んで飲んでくれる薬に限定される
※中には容器を口につけてはいけない薬もあるので獣医師に確認しましょう
飲み物他液体に混ぜる(フリーでも保定でも可)
良い点・・・@味付けを甘くすることができるので飲みやすくなる
A与え方によっては保定しなくても投薬できる
欠点・・・・・@シリンジ(容器)を使っての投薬は薬が容器内に残ってしまうためスプーン等の使用になる。
※シリンジ(または容器)で与える場合、必要量+αの量が要ることになります
それでも大丈夫なのか、あるいはプラスする必要があるならその量を、獣医師に確認しましょう。
食べ物に混ぜる
良い点・・・@保定の必要がないのでストレスを与えなくてすむ(特に高齢や弱っているハムスターに良い)
Aバラエティ豊富に与えることができるので飽きなくてすむ
欠点・・・・・@混ぜ込んだ食事を食べきってくれないと必要量が摂取できない
A頬袋に入れてる可能性もあるので確実に摂取できてるかわかりにくい
B嫌いな薬を混ぜた場合、混ぜた食材そのものも嫌いになることがある
※混ぜ込む食品によっては効能が期待できなくなる場合もあるので獣医師に確認しましょう
保定して飲ませる
良い点・・・@より確実に飲ませることができる
A何に混ぜても飲まないような薬でも投薬が可能
欠点・・・・・@臆病なハムスターや高齢のハムスター、不味い薬の場合などは負担やストレスが大きくなる
保定方法(経口投薬)
我が家が処方してもらった薬のほとんどはフリー投薬の厳しい薬だったので、保定しての投薬が多かったです。
ハムスターによって基本の保定法を若干変えるとやりやすかったので、参考までに掲載します。
★大人しいジャンガリアンや大人しいゴールデンの場合
んー。私の画像じゃちょっとわかりづらいですね(^-^;)
ハムスターの首の後ろの皮膚を、両側からきゅーっと後ろに引っ張って口を開かせる基本の保定法です。これできれいに口が開きます。
この時、保定した側の手の平や空いてる指で身体を自然に支えてあげると安心してくれるようです。
皮膚だけ引っ張ってぶらんぶらんにならないよう気をつけてくださいね。
長引くほどハムスターに負担がかかるので、手早くやるのがコツです。
また、首の後ろは赤ちゃんの頃お母さんに咥えられる部分でもあり、保定しても痛くはないようです。※不必要につかむのは厳禁!
基本保定法を動画で見る→ ハムスターQ&A 様
★元気でイヤイヤ抵抗するジャンガリアンやゴールデンの場合
基本の保定法のみだと手足をばたつかせて逃げようとしたり、飼い主の手をはらいのけようと頑張ります。
ハムスターが静止してない状態での投薬は、喉を詰まらせたり落下のおそれがあって危険なので、上記の基本保定にプラスして、空いてる指で両腕を押さえます。
できれば両腕の付け根あたりを挟むようにして固定してしまう方がより安全で良いです。
画像でわかりやすく説明してくださっているサイト様↓
ねずみでちゅう! 様 トップページ → ハムの健康 → 悩み多き投薬
★ロボロフスキーの場合
ロボロフの場合『つかまると固まる』という習性があるので、それを利用します。
(ちなみにつかまると固まるのは、身を守るために死んだフリをするというロボの防衛本能らしいです)
すばしっこいロボだからと思い手で包むようにもったところ、我が家のロボは必ずカプっと噛んでました。
ロボロフスキーの保定画像を掲載してくださっているサイト様↓
はぐちゃん物語 様 トップページ → 飼育日記 → 手術後自宅にて → 2ページめ
※爪切り・歯切り
保定は爪切りや歯切りにも活用できますが、動くと危険なのでできるだけ二人で行ってください。
無理すると大きなストレスになりますので、危ないと思ったら決して無理はさせず病院で切ってもらいましょう。
点眼方法(目薬)
@人馴れしてるハムスターの場合
抱っこや上記保定法で目のふちギリギリのあたりにぽちょんと1滴落とします。
少量でも目に入ってくれれば効果は見込めるそうなので、繰り返し何度も点眼する必要はありません。
あまり神経質にならないよう気をつけてくださいね。
ハムスターは毛が濡れていると気にして掻いたり舐めたりしてしまうので、点眼が終わったらティッシュなどで優しく拭いてあげてください。
A @の方法で無理な場合
点眼は経口投薬より難しく、口を開ける必要もないので、身体全体を片手でがっちりくるむ感じの保定をします。
そして親指、人差し指、中指を使って上半身と頭を固定します。
あとは@と同じやり方で点眼してください。
片手で無理そうなときは二人で行ってくださいね。
点眼向きの保定画像を掲載してくださっているサイト様 → Ham'sさまさまのぐるっと日記 様
(トップ左サイドメニュー過去ログ → 2005年2月 → 2月27日の日記を、のんの場合は・・も含めご覧ください)
点眼方法を動画で見る→ 動く!! Ham'sさまさま 様
※ハムスターが衰弱してるときは、薬も給餌も強制的に行わなければなりません
保定に自信の無い人は、獣医師に教わるのが一番確実です
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